RawMouseはCuraのプラグインであるが、Ultimaker公式のマーケットプレースには公開されておらず、そこで探しても出てこない。そこで以下からダウンロードし、直接プラグインフォルダに放り込む必要がある。
https://github.com/smartavionics/RawMouse/releases/tag/1.1.0

Source code (zip) となっているリンクからファイルをダウンロードして解凍し、中からRawMouseフォルダをCuraのプラグインフォルダに移動するとインストールは完了する。
移動先のプラグインフォルダはCuraの “Help”> “Show Configlation Folder”を選ぶとエクスプローラが開き、その中で “plugins”フォルダを見つけることができる。
(例: C:\Users\YourName\AppData\Roaming\cura\4.9\plugins )

フォルダをコピーしたあとは、Curaが起動している場合は終了し、再起動する必要がある。
プラグインが正しくロードされているならば、Cura上で “Extensions”> “RawMouse”というメニューが選択できるようになっている。Space Mouseでの操作も既に可能になっているはず。
方向を逆転したい
触ってすぐにわかるが、Fusion360など他のソフトと操作方向がすべて逆になっている。3DconnectionのユーティリティーでCura用プロファイルを作成して反転設定すれば良いかと思ったが、その設定では修正できなかった。
そこで、RawMouseプラグイン側の設定を修正する。
Curaプラグインフォルダ内、RawMouseフォルダの中に config.json というファイルがある。あらかじめバックアップを取ったうえで編集する。
"profiles" : { "spacemouse" : { "axes" : [ { "offset": 0.0, "scale": 0.1, "threshold": 0.01, "target": "movx" }, { "offset": 0.0, "scale": 100.0, "threshold": 1.0, "target": "zoom" }, { "offset": 0.0, "scale": 0.1, "threshold": 0.01, "target": "movy" }, { "offset": 0.0, "scale": 0.05 , "threshold": 0.01, "target": "rotpitch" }, { "offset": 0.0, "scale": 0.05, "threshold": 0.01, "target": "rotroll" }, { "offset": 0.0, "scale": -0.1, "threshold": 0.01, "target": "rotyaw" } ],
すべての軸の”scale”に設定されている値の正負を反転する。マイナスが付いていれば取り、マイナスが無いものには付ける。
ファイルを上書き保存してエディタを閉じ、Culaの “Extensions”> ”RawMouse”> ”Restart”を選択すると設定が反映される。